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一枚板の価値を決める5つの要素

​5Elements

1.幅(w)

板の幅

一枚板は長さではなく幅の広さで価値が上がります。

幅があるものほど「巨大な原木から切り出した板」という事で、木が巨木に成長するまでは途方もない歳月を費やします。

木は樹齢200年を超えた辺りから朽ちてゆく木のが多い中、300年、400年と年輪を刻んでゆく木は多くはありません。

木種により成長のスピードには大きく差がありますが、樹齢に比例して多くの場合幅も成長してゆきます。

2.厚み(t)

板の厚み

木材の取引は体積ベースで行われますので、単純に厚みが2倍になれば材料価格も2倍になります。厚みは製材過程で決まります。

 

通常一枚板の厚みは商品で40mm〜60mmが一般的で、厚みが100mmを超えるような得厚の板は需要も少ない為一般的にはあまり出回りません。

3.

木の節

節とは枝の生えていた跡です。

枝が生えていた付け根の部分 は節として板に残ります。

当然、木には必ず枝が生えています。

例えば無節の2mの一枚板天板、「この木は2mの間枝が無かった」という事になります。

これが4~5mとなると殆ど見ることはありません。

4.杢(もく)

杢(もく)

木材には年輪とは違う「杢(もく)」と呼ばれる珍しい木目が 存在します。

杢にはそれぞ名前がついており、木種により出現 する杢の種類も異なります。

杢が全面を覆い尽くしてい るような一枚板は、思わず見入ってしますほどの美しさがあります。

木目とは違い、杢は模様です。

 

木目 → 年輪

模様 → 杢

杢が出現しやすい樹種はありますが、基本的に樹齢が古い木に多く見られます。

5.木種

木種

基本的に日本から離れていくと木の仕入れ値も高くなっていきます。

一枚板は目種による値段の差がとても大きいです。

家具材として世界中で愛されて来た木は軽く20種類以上はあります。

ワシントン条約で輸出が禁止されている木、世界三大銘木、輸送コストが大きくかかる木などなど。

<例>

杉 ← - - - → クラロウォールナット

     約10倍(仕入れ値)

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